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リスクの金額表示 その2
投資家にとって「リスク」とは、どのようなものだったでしょうか。
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このブログでは、何度か書いていますが、リスクとは、 投資した結果が「あらかじめわからない」ことです。
そして、リスクの大きさを表すには、標準偏差を使うと便利なことも書いてきました。 (ここのところが分りにくいかたは、ブログのメニューから「まとめ」を読んでみてください。)
では、リターンの標準偏差(=リスク)が10%とはどのような意味だったでしょうか。 これは、分布のはなし その3で書いてある通り、リターンの正規分布を仮定すると(ほぼ成り立ちます)実現するリターンは、±10%以内に約7割の確率で入るということです。
たとえば、 USDJPYのレートが100円、1年当たりの標準偏差が10%とすれば、1年後のレートは90円〜110円の間に約7割程度の確率で入ると予想できることになります。 ここまでは復習です。
さて、 USDJPYを100万円(=1万ドル)投資します。このとき、1年後には投資額はいくらになっているでしょうか。
先ほどの例と同様に考えれば 100万円±10万円、つまり、90万円〜110万円の間に7割の確率で入ると予測できます。
ところで、±10万円はどうやって計算しましたか。 100万円×10%=10万円ですね。
つまり、前回のリスクの金額表示を計算する式 投資金額×リスク となっています。
この値は、投資金額自体がどのくらいの大きさで変動するかを表していることが分ると思います。 たとえば5%の標準偏差を持つ通貨ペアでは200万円の投資で、 200万円×5%=10万円 となります。 つまり、USDJPYを100万円投資したときと同じ金額のリスクの投資をしたことになります。
さて、 リスク10万円の投資をした とは、私たちのような個人投資家のリスク管理にとっては、どのような意味を持つのでしょうか。
7割の確率で資産の変動が10万円以内に収まる、 ということは、
逆に考えると3割の確率で10万円以上の変動がある ことになります。
この3割の中には利益側も損失側も同じ確率なので、10万円以上損失の出る確率は約15%である、ことになります。
結局、 リスク金額がX万円の投資をすると、 X万円以上の損失が発生する確率は約15%となる との解釈が成り立ちます。
これは、個人投資家にとっての投資のリスク尺度としては、とても使いやすいもではないでしょうか。
期間投資家の場合は、投資金額は外的に決まってしまうことが多いため、リスクも%単位で管理するのが適切です。運用評価も%単位でなされます。
一方、個人投資家の場合は自分の資産のなかから、投資する金額も自由に決めることができます。そして、投資の評価自体も「いくら利益を得えたか、損失を被ったか」で判断します。
そのような立場であれば、リスク管理も当然、金額で行うべきでしょう。
リスクの低いEURCHFでも大きなポジションを建てれば危険ですし、リスクの高いTRYJPYでも、小さなポジションでは大きな問題はありません。
投資をするときには、自分はどのくらいの金額の損失に耐えられるだろうか?という観点からリスク管理をすることは、わたしたちのような個人投資家には非常に重要です。
生き残る投資家の第一の法則は 「負けたときに致命傷を負わない」ことです。
リスクの金額表示はこの法則に直接役立つ数値です。 FXリスク分析ツール では、ポートフォリオのリスク金額表示が簡単に計算できますので、チェックしてみてください。
 (FXリスク分析ツールから)
次回はVaR(バリュー・アット・リスク)について書く予定です。
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テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
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