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各通貨の相対的な位置を週ごとにランキングをとってみました。
20090131-3
(図をクリックで拡大)

この図は、米ドルを基準とした各週の通貨リターンをランキングしたものです。
日付は、各週の金曜日になります。

図の見方ですが、たとえば、2009/1/30の列は1/23?1/30間(今週の1週間)での週の米ドルを基準とした各通貨のリターンをあらわしています。

この列に一番上の行のGBP 5.42%となっているのは、USDGBPの変化率が5.42%であったということです。米ドル基準となっていますので、USDは常に0%と表示されています。

つまり、今週はGBPがもっとも上昇し、HUFが下落しています。
この表では直近6週間ほどのマーケットの動きを見ることができます。

各通貨がこのような位置(相対的は変化率)で推移しているのか、簡単にわかります。

たとえば、GBPは弱い位置で推移していたのが、先週はリバーサル(反動)的なうごきか、もっとも強い通貨でした。
また、AUDはずっと弱い状態がつづいています。

各通貨で推移を追ってみると、先週はどのような状況であったのか確認できると思います。

この表は、毎週掲載してゆきます。
どのように見てゆくから、少しずつ解説してゆきます。


下図は、各通貨の変化(上)とボラティリティ(下)です。こちらの図も毎週掲載します。また、この図も解説も少しずつ行ってゆく予定です。

直近4週間の動き
20090131-1
(クリックで拡大)

2006年末からの動き
20090131-2
(クリックで拡大)


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これから毎週末に簡単なマーケット分析を行おうと考えています。
(次回より、なるべく土曜日にアップします。)

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最近、時間のあるときに少しずつ、FXのマーケットの分析をするためのツールを作っています。
それをつかって、今後、毎週末に直近までの市場の動きを紹介してゆく予定です。

まだ、基本的なツールしか作っていないので、今日は簡単なものだけになります。

まず、一昨年末からの主要通貨の対ドルの動きです。
上図はレート、下図はボラティリティの推移です。
(各図とも、クリックで拡大します。)
20090125-1
対米ドル主要通貨の動き

20090125-2
対米ドル主要通貨のボラティリティ推移

相場の激変は、昨年の8月が節目なのがよくわかりますね。豪ドルのボラティリティが飛びぬけています。

また、昨年末からのレートの動きはこんな感じです。
20090125-3
対米ドル主要通貨の動き

今年に入ってからユーロ、豪ドルが弱いですね。また、相変わらず円>ドル>その他のトレンドは続いているようです。

第一回目なので、今日は紹介だけとします。
今後、少しずつ分析内容を充実させてゆきます。


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ユーフォリアの後

前回は、相場が繰り返し起こす同じようなパターンについて紹介しました。そして、その一例として、豪ドル円の為替レートを示しました。

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今回も、予備知識として定性的な話をします。
前回の図1の再掲をします。

20090113-1

図1で相場の一周期をAからEまでの5期に分けました。それぞれの期について、筆者はかってに、次のような名前をつけています。

A期:暗闇期
B期:安定期
C期:熱狂期
D期:懐疑期
E期:パニック期

この名前や区分については、筆者が勝手につけているだけで一般的でもありませんが、おおむね同じようなことを言っている人は多いようです。

では、それぞれの期について、定性的な(社会)状況を書いてみましょう。

A期:暗闇期
相場が暴落して、相場に手をだした投資家は軒並み損をしている状態です。二度と株やFXなどをやりたくないと思ってい後悔している人が多くいます。

一般の投資家は、殆ど市場から手を引いています。底値を拾おうとする個人投資家が多少います。
経済状況も悪化しつづけ、暗い話題ばかり続出します。

市場のボラティリティは高い状態です。


B期:安定期

経済状況は、不況を何とか脱出し前途に希望が出てきた段階です。相場も底のレベルからいつの間にか、かなり上がった水準になっていますが、それほど勢いのある状態ではありません。

後半になると、一般投資家も市場に帰ってきます。
市場のボラティリティは低い状態です。


C期:熱狂期
経済状態は絶好調です。一般の週刊誌や女性誌などにも株で儲ける話が登場します。投資関連の話題に花盛りです。

相場は、上昇基調でかなり急激に上がってゆきます。時々、多少大きな下落がありますが、すぐに高値更新をしてゆき、ますます、多くの投資家をひきつけてゆきます。

相場の天才やスターが現れるのは、この時期です。
いままで、相場に手を出したことがない人が、にわか投資家になって参入してきます。
買いが買いを呼ぶ状態です。

市場のボラティリティは少しずつ大きくなってゆきます。


D期:懐疑期
バブルという文字が雑誌に登場してきます。相場のボラティリティが大きくなってきます。

相場のピークをつけた後、ボラティリティの大きな状態で相場が上下し、ある日(ピークから2ヵ月後くらいがよくあるパターン)、かなり大きな暴落が発生します。


E期:パニック期
相場が暴落します。多くの個人投資家は、何が起こっているのかよくわからず、呆然としているうちに、財産が失われてゆきます。レバレッジを効かせている投資は、強制決済されます。

ついこの前まで、絶好上だった経済は、突然、暗黒の中に落ち込んでしまいます。
いままで、相場の天才や神様などといわれていた人の名は軒並み地に落ち、逮捕者も現れます。

市場のボラティリティは、非常に大きな状態です。
現在は、この期になっていると思います。

通常の不況による下落であれば、この後、しばらくして、A期の暗闇期に移行して相場が反転してくるのですが、恐慌、もしくは、それに近いような状況では、しばらく、上下を繰り返しながら、だらだらと相場が底なし沼に沈むように下落してゆきます。



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相場の一生

マーケットリスクの捕らえ方の予備知識として、まずは、このはなしから。
今回は、マーケットの長期的な周期について考えて見たいと思います。

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ここで言う周期は、だいたい数年から十数年くらいの単位です。そして、マーケットの下落→上昇→下落を一周期とします。図示をしますと、下のようですね。
図1
20090113-1

一周期は、下落のピークから次の下落のピークまでです。この期間が数年から十数年くらいを対象として考えてます。また、説明のために一周期をAからEまでの5期間に分けています。

(実はこの周期は、もっと短い期間やさらに長い期間でも表れてきますが、ここではスワップ派にとってもっとも重要な期間の長さに焦点を当てています。)

マーケットは、常に図1のような形で推移するわけではありません。しかし、多くの場合で当てはまるようです。

ネットで見ることができる最も長期間のチャートで確認してみましょう。為替のデータではないのですが、典型的な動きをしていますので株式のデータで見てみます。

為替と株式では、価格の決定メカニズムがだいぶ違うので、本来ならば類似例としての説明ができません。

ただし、今回の高金利通貨の暴落については類似点が多いので、同様な説明が可能となります。

なぜ、同様に扱えるのかの解説はこの連載中に行いますが、かなり重要な問題を孕(はら)んでいます。

では、YahooUSのファイナンス情報のNYダウで確認しましょう。1928年から直近までの80年間以上の期間で、縮小拡大が自由にできるとても貴重な情報です。

アドレスは以下のようになります。実際に行ってみてください。
http://finance.yahoo.com/echarts?s=%5EDJI#symbol=%5EDJI;range=my

チャートの使い方は、いじってみればわかると思います。
グラフの見方に少し注意点があります。縦軸が対数となっていますので、チャート上では、わずかな下落は上昇に見える場合でも、実際には大幅な変動となっている場合があります。

さて、
チャートの下のほうにあるバーで表示する期間と時期を自由に変更することができます。表示する期間を十年位にして、いろいろな時期でチャートを見てみてください。

1990年代のように、一本調子で上がり続ける時期も例外的にありますが、多くの場合、十年間のうちに、図1の周期が一つか二つくらい入っているのがわかると思います。
(90年代の上げの後にも大きな下落がありますので、この時期の周期は多少長かったわけです。)

図2は1999年末から直近までのAUDJPYのチャートです。細かいところは異なりますが、概ね図1と同じような形になっていますね。
図2 (FXポートスタジオで作成)
20090113-2
(図をクリックで拡大)


どうして、このような形状になるのでしょうか。次回から、その理由を探ってみましょう。

もし、そのメカニズムが分かり、そこから何らかの相場転換の兆候がつかむことができれば、図1のA期で買ってC期で逃げることも可能かも知れません。

続きます。

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FXスワップ運用は死んだのか?

ちょっと大仰な題をつけましたが、スワップ運用をやる上で、本当に大切なことを考えてみようと言う趣旨で、これから少し連載をしてゆこうと思っています。

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(最適化のはなしが中途半端になっていますが、あまり微細な話をしてもつまらないので、しばらく後回しにします。)


といっても、どこにでも書いてあるような、当たり前のことをこのブログで書いても、あくびが出るだけです。なので、それなりの切り口、つまり、定量的な手法(クオンツ手法)で攻めてみましょう。

ところで、プロフィールにも書いてありますが、筆者はクオンツという仕事を某金融機関の運用部門でやっております。

クオンツというのは、数式やら統計やらをつかって莫大なデータ(GB単位のデータベースなどゴロゴロ作っています)を、いじくりまわして、うまいこと運用をやろうとする連中をいいます。

で、このことは、しばしば(クオンツとは?に)書かれているのですが、もう少し具体的には何をしているのでしょう。代表的なものを挙げてみます。

1.リスク分析関連
2.投資資産のアルファ分析関連
3.マーケット分析関連
4.上記1から3を統合した運用関連
5.上記を行うためのシステム開発


要するに何でもやるということなのですが、それぞれ、もう少しかみ砕いてゆきます。

1、リスク分析関連
このブログでFX投資に関して延々とやってきたようなことです。投資に関するリスクの分析をしたり、モデルを作ったりをします。
金融機関のリスク管理部門は、これだけを専門にやっていたりします。

2.投資資産のアルファ分析関連
どの銘柄が儲かりそうか、損しそうか、を予想する仕事です。悪く言えば競馬の予想屋のような仕事ですが、もうちょっとまじめに考えてやります。

いわゆる企業アナリストなどがこれを専門にやっていますが、クオンツが彼らと違うのは、分析対象銘柄が圧倒的に多いのと、データの定量分析から結論を導くのに特化していることです。

アルファというのは、期待収益率(要するにどのくらい儲かりそうか?)を言います。

3.マーケット分析関連
証券会社のストラテジスト(嘘らてじすと)やエコノミスト?などという連中が主にやっている仕事です。

企業アナリストが上がりそうな銘柄を探すのに対して、この連中は、もうちょっと対象が大きく、日経平均が今後上がるのか、ドル円相場の今後の見通し、などの話題をしたり顔で解説したりしています。

こんなものは当たるわけが無いので、クオンツ(筆者)は、相場予想はしません。

では、何をしているのかといいますと、現在のマーケットはどのような状況にあるのか、その状況下で運用をおこなうには、どのような対策を採るべきなのか。マーケット状況の変化の兆候はないのか?などの分析をします。

4.上記1から3を統合した運用関連
5.上記を行うためのシステム開発

については、特に解説は必要ないと思います。

さて、本題にもどりますと、このブログでは、「1.リスク分析関連」に関して、個人投資家がFXスワップ運用をやる上でのレベルは、既に十分に解説をしてきました。

そんなわけで、今後このブログでは、「投資資産のアルファ分析関連」「マーケット分析関連」の分野をやってゆこうを画策しています。

といっても、アルファ分析関連は、(ホンダとトヨタはどっちが良いか?などの)個別企業レベルなので、
主に、「マーケット分析関連」になります。

今日は、導入だけになりましたが、次回から、

「今のマーケットリスクはどのように見ることができるか」

なんていう話から始めてみたい思います。

そして、その後、

これらの分析を踏まえて、
「わたしたちスワップ派は、マーケット状況の変化にどのように対処してゆくべきなのか」
を書いてみたいと思っています。



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各通貨の相対的な位置を週ごとにランキングをとってみました。
20090131-3
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日付は、各週の金曜日になります。

図の見方ですが、たとえば、2009/1/30の列は1/23?1/30間(今週の1週間)での週の米ドルを基準とした各通貨のリターンをあらわしています。

この列に一番上の行のGBP 5.42%となっているのは、USDGBPの変化率が5.42%であったということです。米ドル基準となっていますので、USDは常に0%と表示されています。

つまり、今週はGBPがもっとも上昇し、HUFが下落しています。
この表では直近6週間ほどのマーケットの動きを見ることができます。

各通貨がこのような位置(相対的は変化率)で推移しているのか、簡単にわかります。

たとえば、GBPは弱い位置で推移していたのが、先週はリバーサル(反動)的なうごきか、もっとも強い通貨でした。
また、AUDはずっと弱い状態がつづいています。

各通貨で推移を追ってみると、先週はどのような状況であったのか確認できると思います。

この表は、毎週掲載してゆきます。
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下図は、各通貨の変化(上)とボラティリティ(下)です。こちらの図も毎週掲載します。また、この図も解説も少しずつ行ってゆく予定です。

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まず、一昨年末からの主要通貨の対ドルの動きです。
上図はレート、下図はボラティリティの推移です。
(各図とも、クリックで拡大します。)
20090125-1
対米ドル主要通貨の動き

20090125-2
対米ドル主要通貨のボラティリティ推移

相場の激変は、昨年の8月が節目なのがよくわかりますね。豪ドルのボラティリティが飛びぬけています。

また、昨年末からのレートの動きはこんな感じです。
20090125-3
対米ドル主要通貨の動き

今年に入ってからユーロ、豪ドルが弱いですね。また、相変わらず円>ドル>その他のトレンドは続いているようです。

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今回も、予備知識として定性的な話をします。
前回の図1の再掲をします。

20090113-1

図1で相場の一周期をAからEまでの5期に分けました。それぞれの期について、筆者はかってに、次のような名前をつけています。

A期:暗闇期
B期:安定期
C期:熱狂期
D期:懐疑期
E期:パニック期

この名前や区分については、筆者が勝手につけているだけで一般的でもありませんが、おおむね同じようなことを言っている人は多いようです。

では、それぞれの期について、定性的な(社会)状況を書いてみましょう。

A期:暗闇期
相場が暴落して、相場に手をだした投資家は軒並み損をしている状態です。二度と株やFXなどをやりたくないと思ってい後悔している人が多くいます。

一般の投資家は、殆ど市場から手を引いています。底値を拾おうとする個人投資家が多少います。
経済状況も悪化しつづけ、暗い話題ばかり続出します。

市場のボラティリティは高い状態です。


B期:安定期

経済状況は、不況を何とか脱出し前途に希望が出てきた段階です。相場も底のレベルからいつの間にか、かなり上がった水準になっていますが、それほど勢いのある状態ではありません。

後半になると、一般投資家も市場に帰ってきます。
市場のボラティリティは低い状態です。


C期:熱狂期
経済状態は絶好調です。一般の週刊誌や女性誌などにも株で儲ける話が登場します。投資関連の話題に花盛りです。

相場は、上昇基調でかなり急激に上がってゆきます。時々、多少大きな下落がありますが、すぐに高値更新をしてゆき、ますます、多くの投資家をひきつけてゆきます。

相場の天才やスターが現れるのは、この時期です。
いままで、相場に手を出したことがない人が、にわか投資家になって参入してきます。
買いが買いを呼ぶ状態です。

市場のボラティリティは少しずつ大きくなってゆきます。


D期:懐疑期
バブルという文字が雑誌に登場してきます。相場のボラティリティが大きくなってきます。

相場のピークをつけた後、ボラティリティの大きな状態で相場が上下し、ある日(ピークから2ヵ月後くらいがよくあるパターン)、かなり大きな暴落が発生します。


E期:パニック期
相場が暴落します。多くの個人投資家は、何が起こっているのかよくわからず、呆然としているうちに、財産が失われてゆきます。レバレッジを効かせている投資は、強制決済されます。

ついこの前まで、絶好上だった経済は、突然、暗黒の中に落ち込んでしまいます。
いままで、相場の天才や神様などといわれていた人の名は軒並み地に落ち、逮捕者も現れます。

市場のボラティリティは、非常に大きな状態です。
現在は、この期になっていると思います。

通常の不況による下落であれば、この後、しばらくして、A期の暗闇期に移行して相場が反転してくるのですが、恐慌、もしくは、それに近いような状況では、しばらく、上下を繰り返しながら、だらだらと相場が底なし沼に沈むように下落してゆきます。



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今回は、マーケットの長期的な周期について考えて見たいと思います。

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ここで言う周期は、だいたい数年から十数年くらいの単位です。そして、マーケットの下落→上昇→下落を一周期とします。図示をしますと、下のようですね。
図1
20090113-1

一周期は、下落のピークから次の下落のピークまでです。この期間が数年から十数年くらいを対象として考えてます。また、説明のために一周期をAからEまでの5期間に分けています。

(実はこの周期は、もっと短い期間やさらに長い期間でも表れてきますが、ここではスワップ派にとってもっとも重要な期間の長さに焦点を当てています。)

マーケットは、常に図1のような形で推移するわけではありません。しかし、多くの場合で当てはまるようです。

ネットで見ることができる最も長期間のチャートで確認してみましょう。為替のデータではないのですが、典型的な動きをしていますので株式のデータで見てみます。

為替と株式では、価格の決定メカニズムがだいぶ違うので、本来ならば類似例としての説明ができません。

ただし、今回の高金利通貨の暴落については類似点が多いので、同様な説明が可能となります。

なぜ、同様に扱えるのかの解説はこの連載中に行いますが、かなり重要な問題を孕(はら)んでいます。

では、YahooUSのファイナンス情報のNYダウで確認しましょう。1928年から直近までの80年間以上の期間で、縮小拡大が自由にできるとても貴重な情報です。

アドレスは以下のようになります。実際に行ってみてください。
http://finance.yahoo.com/echarts?s=%5EDJI#symbol=%5EDJI;range=my

チャートの使い方は、いじってみればわかると思います。
グラフの見方に少し注意点があります。縦軸が対数となっていますので、チャート上では、わずかな下落は上昇に見える場合でも、実際には大幅な変動となっている場合があります。

さて、
チャートの下のほうにあるバーで表示する期間と時期を自由に変更することができます。表示する期間を十年位にして、いろいろな時期でチャートを見てみてください。

1990年代のように、一本調子で上がり続ける時期も例外的にありますが、多くの場合、十年間のうちに、図1の周期が一つか二つくらい入っているのがわかると思います。
(90年代の上げの後にも大きな下落がありますので、この時期の周期は多少長かったわけです。)

図2は1999年末から直近までのAUDJPYのチャートです。細かいところは異なりますが、概ね図1と同じような形になっていますね。
図2 (FXポートスタジオで作成)
20090113-2
(図をクリックで拡大)


どうして、このような形状になるのでしょうか。次回から、その理由を探ってみましょう。

もし、そのメカニズムが分かり、そこから何らかの相場転換の兆候がつかむことができれば、図1のA期で買ってC期で逃げることも可能かも知れません。

続きます。

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FXスワップ運用は死んだのか?

ちょっと大仰な題をつけましたが、スワップ運用をやる上で、本当に大切なことを考えてみようと言う趣旨で、これから少し連載をしてゆこうと思っています。

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 勉強しよう

(最適化のはなしが中途半端になっていますが、あまり微細な話をしてもつまらないので、しばらく後回しにします。)


といっても、どこにでも書いてあるような、当たり前のことをこのブログで書いても、あくびが出るだけです。なので、それなりの切り口、つまり、定量的な手法(クオンツ手法)で攻めてみましょう。

ところで、プロフィールにも書いてありますが、筆者はクオンツという仕事を某金融機関の運用部門でやっております。

クオンツというのは、数式やら統計やらをつかって莫大なデータ(GB単位のデータベースなどゴロゴロ作っています)を、いじくりまわして、うまいこと運用をやろうとする連中をいいます。

で、このことは、しばしば(クオンツとは?に)書かれているのですが、もう少し具体的には何をしているのでしょう。代表的なものを挙げてみます。

1.リスク分析関連
2.投資資産のアルファ分析関連
3.マーケット分析関連
4.上記1から3を統合した運用関連
5.上記を行うためのシステム開発


要するに何でもやるということなのですが、それぞれ、もう少しかみ砕いてゆきます。

1、リスク分析関連
このブログでFX投資に関して延々とやってきたようなことです。投資に関するリスクの分析をしたり、モデルを作ったりをします。
金融機関のリスク管理部門は、これだけを専門にやっていたりします。

2.投資資産のアルファ分析関連
どの銘柄が儲かりそうか、損しそうか、を予想する仕事です。悪く言えば競馬の予想屋のような仕事ですが、もうちょっとまじめに考えてやります。

いわゆる企業アナリストなどがこれを専門にやっていますが、クオンツが彼らと違うのは、分析対象銘柄が圧倒的に多いのと、データの定量分析から結論を導くのに特化していることです。

アルファというのは、期待収益率(要するにどのくらい儲かりそうか?)を言います。

3.マーケット分析関連
証券会社のストラテジスト(嘘らてじすと)やエコノミスト?などという連中が主にやっている仕事です。

企業アナリストが上がりそうな銘柄を探すのに対して、この連中は、もうちょっと対象が大きく、日経平均が今後上がるのか、ドル円相場の今後の見通し、などの話題をしたり顔で解説したりしています。

こんなものは当たるわけが無いので、クオンツ(筆者)は、相場予想はしません。

では、何をしているのかといいますと、現在のマーケットはどのような状況にあるのか、その状況下で運用をおこなうには、どのような対策を採るべきなのか。マーケット状況の変化の兆候はないのか?などの分析をします。

4.上記1から3を統合した運用関連
5.上記を行うためのシステム開発

については、特に解説は必要ないと思います。

さて、本題にもどりますと、このブログでは、「1.リスク分析関連」に関して、個人投資家がFXスワップ運用をやる上でのレベルは、既に十分に解説をしてきました。

そんなわけで、今後このブログでは、「投資資産のアルファ分析関連」「マーケット分析関連」の分野をやってゆこうを画策しています。

といっても、アルファ分析関連は、(ホンダとトヨタはどっちが良いか?などの)個別企業レベルなので、
主に、「マーケット分析関連」になります。

今日は、導入だけになりましたが、次回から、

「今のマーケットリスクはどのように見ることができるか」

なんていう話から始めてみたい思います。

そして、その後、

これらの分析を踏まえて、
「わたしたちスワップ派は、マーケット状況の変化にどのように対処してゆくべきなのか」
を書いてみたいと思っています。



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